仏壇扉の蝶番

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仏壇扉の蝶番

職人ブログ

2015/12/02 仏壇扉の蝶番

蝶番交換、簡単なようで、以外に手間取ったりするのが蝶番なんです。

ご要望の中で、扉の蝶番の直しが少なからずあります。
蝶番が曲がって扉がうまく閉まらないとか、錆びがすごく出ているとか、はたまた心棒がなくなってクリップで仮に止めていたりなどです。

なぜ手間取るかと言えば、まず、古い仏壇が多くて現在市販されている蝶番とサイズが合わないことがあります。
合わなくても留めてしまえばいいのではと思われるかもしれませんが、元の木ネジ穴が空いていますので、すぐ近くだと穴が重なって大きくなり、木ネジが締まりません。その場合は、元の穴を埋めることから始めなくてはなりません。

どうしても、新しい蝶番で適当なものが見つからない場合は、錆びて古い蝶番を再生します。まず、錆びを落としてから塗装します。さらにクリアーコーティングしますので、時間がかかります。

また、よく切り込みに蝶番が留まっている場合ですが、わずかに大きな蝶番でも、交換するとなると切り込みを大きくする必要があります。しかも、ただ大きくすればいいかといえば、木肌が出るので塗装するなどの処理をする必要があります。

ほかにも、錆びた木ネジの先が、穴の奥に残っていて、新しい木ネジが奥へ進まないことがあったりしますし、ねじ穴自体の木部がスカスカなんてこともあります。

そんなこんなで、比較的新しく木部がしっかりしている場合はいいのですが、木が古くなり、木ねじが錆びたりしていると、ひと手間必要となるのです。

 

 

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