【千葉県浦安市】お位牌新調のご依頼と、「享年と行年」「歳と才」の違い

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【千葉県浦安市】お位牌新調のご依頼と、「享年と行年」「歳と才」の違い

職人ブログ

2017/05/26 【千葉県浦安市】お位牌新調のご依頼と、「享年と行年」「歳と才」の違い

先週15日、千葉県の浦安市に、お仏壇の見積りに行ってきました。
お父様がお亡くなりになり、お仏壇を引き取るに当たり、綺麗にしたいとの事です。そんなご要望なら、お答えしない訳には行きません。
できるだけお役に立とうと、いつもより施工内容などの説明にも力が入りました。

 

お見積についてのお話が一段落した頃、お父様のお位牌を作らなければというお話があり、よろしければお安くお作りすることができますがと申し出ました (一般のお仏壇店に比べ直販なので、3~4割安くご提供できます)。すると、御縁でもあるしお安いしと、お仏壇の洗浄と共に、お位牌の新調もご発注いただきました.

 

先にお亡くなりになったお母様のお位牌に合わせた形や文字にするに当たって、注意したのが「享年」と「行年」、「歳」と「才」です。
並んだご夫婦のお位牌に使われている文字が違うのも気になります。やはり、合わせた方が良いでしょうか。

 

サンプル

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享年と行年の違い

あまり大きな違いはなく、一般には同義語の意味に近いもので、「天やから授かった寿命」、この世に存在した年数を意味しています。
仏教などで、よく言われているのは
「享年」 → 何年生きたかという意味で、数え年で記載

「行年」 →   何歳まで生きたかという意味で、満年齢で記載

 

「享年」と「行年」の使われ方

交流のある石材屋さんや寺の住職にお聞きすると、昔からある寺院では「享年」にこだわる方が多いが、最近の霊園や墓地では 「行年」の方がよく使われているようだとの事です。理由ははっきりしませんし、最近では使い分けも曖昧で、「享年」でも「満年齢」で記載することもあるようです。

きっと、よくわからずに使っているのではないかとも思いますが、昭和25年 「年齢のとなえ方に関する法律」というのが、国・地方公共の機関に対しては満年齢の使用を義務付け(数え年を用いる場合は明示する)られたことも、影響しているのかもしれません。

 

「歳」と「才」の使われ方

「才」は、「歳」と発音が同じで簡単なため、代用された文字です。
「歳」は年齢の他に、「歳末」「歳月」というふうに、一年とか年月の意味がありますが、「才」に「とし」の意味はなく、「才」は俗に年齢を表すときだけに代用されます。 「歳末感謝セール」などと使われますが、「才末感謝セール」とは書きませんね。

墓石屋さんに聞くと、墓石には「才」の文字が多いそうです。それは、石に彫り・刻むため画数の少ない方が、石がカケにくく文字も見やすいからだそうです。

もちろん、「享年」にしたいなど、ご希望に合わせて文字を彫刻することも可能だそうです。

 

お問い合わせは、まことみ堂 ☎03-6324-9100 または、問合せメールまで

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