古い仏壇をきれいにする意味

株式会社 まことみ堂

03-6324-9100

受付時間 / 9:00〜18:00 年中無休(年末年始除く)

lv

古い仏壇をきれいにする意味

職人ブログ

2013/02/10 古い仏壇をきれいにする意味

時代の変化、技術革新、グローバリゼーション・・・物の価値はどんどん変わり、何でも安く、しかも簡単に手に入る時代になりました。

高校時代にLPレコードを買いました。バイトをして小遣いを貯めて買いました。レコードは傷をつけないように、そっと針を下ろし大事にジャケットに戻しました。そんなレコードは、プレーヤーが壊れた後も捨てられずにいます。今はジャケットを眺めるだけですが・・・

私には2人の娘がいますが、子供達は聴かなくなったCDを売ってしまうか、売れないCDは捨ててしまうのです。叱るべきか・・・考えてしまいます。

お仏壇はどうでしょうか、現在は、海外生産が全体の9割を占めるとも聞きます。大変安く購入できるようになりました。海外生産でも、近年パソコンと通信ネットワークと精密加工機械などの技術革新によって、一見では分からないくらい出来上がりが良くなってきています。
しかしながら、毎回、古いお仏壇に出会ってお洗浄や修復をするたびに、古くなってもしっかりした伝統の木工技術には、いつも感心させられます。

買い替える前に少し手を入れれば、日本の伝統技術で作られた仏壇は、20年30年と引き継いでいけるのです。
まして、毎日お参りしたもの、代々引き継がれたお仏壇には「思い」を感じます。簡単に買い替えたり処分したりしないでほしいと思います。

簡単に手に入るものは、それがどんなに貴重なものでも、価値観が軽くなります。

私の仕事は、時代に逆行しているのかなと思う事がありますが、人の「思い」を大切に、お仏壇の洗浄・修復を続けていきたいと思います。

株式会社 まことみ堂
電話番号 03-6324-9100

【唐木・金仏壇クリーニングのまことみ堂のサービス】
・金仏壇 クリーニング
・唐木仏壇 クリーニング
・仏壇 リフォーム、引越し時お預かりクリーニング
・神輿 修理・修復
・工芸品 修理・修復

TOP