【神奈川県伊勢原市】神棚のお社のクリーニングと引越の手順

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【神奈川県伊勢原市】神棚のお社のクリーニングと引越の手順

職人ブログ

2017/08/26 【神奈川県伊勢原市】神棚のお社のクリーニングと引越の手順

昨日のお仏壇と合わせてのご依頼ですが、不動産の仲介をされる会社様から、「引越するに当たり、お社も汚れているので、クリーニングして引っ越し先の届けてもらうことができるか」との問い合わせです。

 

  • ※ ちなみの一般的に「お社」を神棚と呼ぶ向きがありますが、あくまで神棚はお社を吊っている棚ですから、お祭りしているのは「お社」です。特に会話も通じるので問題ないですが、直しておきたいと常々思っています。

お社を神棚と呼んでいる業者は、正しい知識が無いのではとも思いますので、簡単な注意ポイントかも知れません。

 

ご依頼のお社は横幅30㎝程で重さも無いので、搬送については特に問題はありません。

では、掃除や洗浄・修理は、どうでしょうか?

 

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お見積もりの内容

白木のシミやアク抜きは、手間が掛かりますので費用も掛かります。また、新品もピンキリですが、非常に安く購入できますので、白木用クリナー等を使用しての専門的なクリーニングは行わず、埃を拭う程度のクリーニングをご提案しました。
ただし、お社の掃除専用に用意した布巾と清明水(塩、酒)を用意して、榊を使ってお掃除を行います。

加えて、お社の柱が外れて全体がガタついていたり、勝男木(かつおぎ)が無い、千木(ちぎ)が外れていたりしているなど、それぞれの部分の修理・補修は行うことにしました。

 

 

ちなみの私が思う「お社の引越手順」を記載して置きます。

 

<お社の引越手順 >

1.神棚のお社の祀られている神様に引越しすることを報告
報告するといっても、特別なことはありませんし、いつするかにも決まりはありません。
適当なタイミングで、氏神様にお参りして、引越することを報告すればいいのです。

 

  • 2.お神札をお社から取り出します

お社の引越し当日、神棚に祀っているお神札を取り出し、半紙などの白い紙に包みます。この時、お神札に息が掛らないようにします。埃などが被っている場合は、綺麗に取り除きます。

また、お神札は他の荷物と一緒にダンボールへ入れないことです。手に持って持ち運ぶことが望ましいです。

 

  • 3.お社を外して新居へ運搬

道具は壊れやすいため、丁寧に新聞紙などを使用して梱包します。

 

お社に直接触れる箇所は、半紙や和紙を使うと良いとされていますが、お社自体は箱と解釈される向きもあり、それほど神経質になる必要はないと思います。

ただ、お社の素材によっては、簡単に傷がついてしまうので、緩衝材などを活用して衝撃から守ると良いと思います。

 

  • 4.新居の神棚に設置してお神札を戻す

仏壇と同様、最初に新居へ搬入するのが望ましいとされていますが、なかなか簡単にはいきません。これもそれほど気にすることは無いと思います。

設置場所は、直射日光は避け明るい場所が良いと思います。

 

よく、神主を自宅へ招いてお清めをした方が良いという意見も聞きますが、お神札は元々お祓い済みであるため、わざわざお清めやお祓いをしなくても良いと思います。

 

  • 5.引越先での氏神様に挨拶

新たにお住まいになる地域の氏神様を調べて、引っ越してきたことを報告してご挨拶します。今まで祀っていたお神札を神社へ納めて、新しい氏神様のお神札を祀るのと良いと思います。

 

お問い合わせは、まことみ堂 ☎03-6324-9100 または、問合せメールまで

 

 

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