【埼玉県深谷市】短刀‗鞘の修理・修復

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【埼玉県深谷市】短刀‗鞘の修理・修復

職人ブログ

2020/11/11 【埼玉県深谷市】短刀‗鞘の修理・修復

先月10月の中旬に、短刀鞘の修理・修復のお問い合わせがありました。

鞘の塗直しに蒔絵をお願いできればというご要望です。

漆の欠けた部分に、ご自分で接着剤を付けてサインペンで黒く塗ったりされていて、細かな凹凸あるとの事です。また、家紋のシールを剥が際に糊の後が残ったそうで、思わず紙ヤスリを掛けてしまわれ、後悔されているとも記されていました。

 

< 名称は、合口造短刀拵です >

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< 元の鞘 >

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塗りへのご希望は、全体を呂色、くり型付近の角笛塗部分は細目乾漆塗りと青貝微塵塗を交互になど、細かなご指定いただきました。

 

鞘の塗は専門の御刀塗師より、写真とご要望から次の様なご提案となりました。

栗形付近の縞状に見える塗りは笛巻き塗と言います。写真では塗りの種類まで確認出来ませんが、時代塗りで良くあるのは青貝微塵塗(玉虫と言って緑色の部分だけを抽出し粉砕し大きさを揃えたものたもの)を仕上げた後に、等間隔で金貝を貼り(銀や錫の極薄板を卵白で貼り付けるいわゆるマスキング)、その上から黒呂色を数回塗、金具の高さまで研ぎ出し金貝を外せば出来上がりです。
写真はどちらも艶があるので青貝微塵と黒呂色の組み合わせと思われますが、黒呂色の部分を細目乾漆塗りに変えたいということなのか等、ご要望についてもう少し確認が必要があります。

 

おおよその費用ですが、鞘だけの塗り直しの場合、現状の塗りの痛み具合によりますが、黒呂色塗で4〜5万円位(小柄櫃がありで1万加算)でしょうか。
これに、青貝微塵の笛巻き塗りの部分の手間と、青貝微塵粉(1g〜2g程)の材料費を加算すると、およそ12~15万円程になります。
更に、蒔絵は平蒔絵で1万円、少し立体感のある漆上げ蒔絵で1万5千円程です。

実際の傷み具合とご要望により施工方法も変わりますますが、締めて18万円、税込み20万円ほど予定して頂ければ良いかと思います。

 

また、鞘の漆だけではなく、柄前の巻き直しなども承りますので、お気軽にお問合せ下さい。

 

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