【青梅市】鳥居の修理・修復の見積に伺いました

9月7日 大磯町の町会様からの見積依頼に連続して、翌日8日に、次のような丁寧な問合せメールをお写真と共に頂きました。

◆お問い合わせ内容
鳥居の修理見積依頼なのですが宜しくお願い致します。設置場所は東京都青梅市＊＊＊になります。
鳥居のおおよその寸法は、H：２０００、W：２２００。柱のφは12～１３ｃｍ程の木製です。
左側の柱が写真のように根元あたりにひび割れがありグラグラしています。基礎も割れているように見えます。
恐らく設置したのは昭和３１（１９５６）年頃と思われます。何か必要な情報等ありましたら回答致しますので、見積の方宜しくお願い致します。

早速、ご挨拶方々詳しくご要望などをお聞きしようと、お電話を差し上げました。

直接拝見して、傷み具合を診断したい旨の申し出ると、お住まいが設置場所から遠いため立会不要で見てください。とご了承いただきました。

直接お会いできない出来ないため、少し詳細にご要望をお伺いしました。
14日に、お見積りに伺いました。
　

・第一にお尋ねすることは、一番気になさっていることや、修理か建替えかなど具体的に何をお望みかです。

今回は修理を第一希望にされていますが、その理由は鳥居の倒壊（鳥居は通りに面していて、グラグラしているので通り側に倒れてしまうこと）を心配されていて、修理と共に立っている位置を参道奥へ移設して欲しいということでした。

・次に、お聞きするのは工期です。何か行事等で出来上がりの日程に、ご希望がないかお聞きします。その訳は、木材を準備（新たに製作する場合も）するために、当社は約2か月を掛けています。それは、実際の太さより太めの木を仕入れて乾燥させつつ、木の反りや捻じれを見ながら、木を削っていくからです（お急ぎであれば、別途検討します）。

・他には、修理の場合で本件の様に塗装していな鳥居は確認が必要です。塗りなしで補修すると、補修や修理した箇所とそうでない部分との差異がどうしてもはっきりしてしまうので、施工方法の検討も必要だからです。

以上、お聞きしたご要望などを頭に入れながら、鳥居の傷み具合や寸法を測かるなどして現調をしました。

さて、ご要望に沿って、どの様なご提案（見積り）するか検討中です。ご用命頂ければ、だいぶ先になりますが、出来上がりもご紹介したいと思います。