酉の市 熊手

株式会社 まことみ堂

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酉の市 熊手

職人ブログ

2016/11/24 酉の市 熊手

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千束の鷲神社の「酉の市」に行って、熊手を買ってきました。以下は、熊手購入前に予習したことと、購入時に聞いたことなどを整理してみました。
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ご存じ熊手は、運を「かっ込む」福を「はき込む」開運招福・商売繁盛を願った江戸時代からの洒落の利いた縁起物。
商売に限らずご家庭でも購入しても良い物ですが、買い方や値段もわからないですよね。

 

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買い方

値段は、家庭向け小さな熊手で千~参千円、個人商店なら五千円から一万五千円、中小企業なら一万~参万円適度 あとは百万円を超えるものまで、それぞれです。
毎年、大きくするのが縁起が良いと言われますが、飾る場所もあります。小さくするのは縁起が悪いと言われるので、毎年購入する方もほぼ同サイズを購入するようです。
もう一つ、聞いた話で根拠は不明ですが、黄色→赤→紫→金の順に購入、初めに金色を購入するのはよくないとの説がありますが、熊手屋さんに聞いたところ、そんなことはないと言われました。元巫女さんにも聞いてみましたが、神事だし神道は色による階層はないので、決まりはないんじゃないかとのことでした。

 

熊手を値切る

商売繁盛の願掛けでもある熊手ですから、値切るのは縁起悪いと言われます。なので、お店の人と値切交渉を楽しんでも、値切った分ご祝儀で渡すのが通例とされています。酉の市の値段は明確なので、ボッたくられることもありません。ご予算に合わせて楽しんだらいいのではないでしょうか。

 

手締め

さて、購入した時、景気づけに「よぉ~ おっ!!」手締めしてくれる光景を見ます。カッコいいですが、少し恥ずかしい気もします。千円二千程度の小さい熊手は手締めはしないですが、もしやってもらいたかったら「縁起もの 小さくていいですからお願いします」と言えば、「ぃょ~? 」って小さく手締めしてくれます。ただ、小さくても高級品は自動的に手締めになります。

 

オリジナルの熊手を作る

酉の市の店先に、〇〇株式会社とか有名な歌手や俳優さんの名が書かれた熊手を見ますが、直接熊手屋さんに注文して、オリジナルを作ってもらうこともできます。

その年の8~9月頃注文して、希望の飾り(差し物)に合わせて作ってもらいます。ただ、そのためには“常連“になる必要がありそうです。

まずは熊手を購入して、その場で差し物を差してカスタマイズしたりして、何年か通い続けて常連になる事が必要です。

 

何年先になるか分かりませんが、当社も大きなオリジナル熊手を注文できるように、日々精進したいと思っています。

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