神輿の修理・修復　ご購入からの年数　60年

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神輿の修理・修復　ご購入からの年数　60年

神輿

2017/06/16 神輿の修理・修復　ご購入からの年数　60年

お客様からのご要望

全体の修復とガタツキがあるので締め直しと、鳳凰の折れていた羽根など、各部位の修理をしてほしい。
屋根の漆が傷んでいるので、塗り直したい。また、黒色を変えることが出来たら、検討して変えてみたい。
担ぎ棒が細く担ぎやすくするために、担ぎ棒を太くしたいので、穴を拡げてほしい。

Before

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After

職人からの一言

ガタツキについては、楔（くさび）を入れたり落とし込みの溝を入れるなど、ノウハウを駆使してしっかり締め直してあります。思いっきり揉んでいただいても大丈夫です。
鳳凰の折れていた羽根もしっかり修理して、再メッキしましたし、屋根は華やかな梨地漆にしました。
一番、苦労したのは、担ぎ棒の穴の拡張です。輪台の強度もありますし、外側の鋳型の飾りの加工などに神経を使いましたし、担ぎ棒を穴の大きさに合わせて新調するオーダーメードの担ぎ棒です。
そんな苦労もあってか、いつもに増して満足のいく出来になりました。

施工内容

・解体、組み直し　～　ゆるみ、ガタツキの締め直し
・漆塗り　　～　下地処理後、漆刷毛（人毛刷毛）を使った伝統技法による手塗り（中塗り・上塗り）
・金箔押し　～　全ての金箔の押し直し
・彩　色　　～　木彫りの竜の目などへの彩色
・金具金メッキ～鳳凰および金具全ての再メッキ
・担ぎ棒通し穴の加工～担ぎやすくするため
、現状より太い担ぎ棒が通るよう輪台の担ぎ棒穴を左右に拡張