【千葉県佐倉市】神額の製作（掛け替え）

お客様からのご要望

建設コンサルタントの会社だが、お客様の神社移設工事を行った際、鳥居はうちの方で新築したが神額は既存の物を修復させたいとのご意向がありご相談したい。ついては、お客様へ（現場）で説明をお願いしたい。　～ お伺いしてご説明 ～

説明頂き概ね理解したが、見積は既存修復と新規製作の2通りでお願いする。～ 見積書提示 ～

頂いた見積内容を検討した結果、新規に製作して掛け替えることにされたのでお願いしたい。

< 既存の神額 → 新規製作した神額 >

台風などで落下があったのか、裏面に凹みがありました。

取付金具もしっかり取付けた状態にしてお届けしました。

唐草模様は、今回不要のご依頼でした。

ただ、神額の36cmという丈に対して、文字数が11文字と多いので、一文字が小さくなって彫りが浅くなります。彫りも大変ですが、小さい文字に箔を綺麗に入れるのが悩ましいです。

当然、掛けるのは屋外の鳥居ですので、金箔にはコーティング、白木には撥水加工を施してあります。

小さな神額ですが、木地から製作、彫り、金箔押し、銅板葺きと、職人間の連携や手順(工程)の調整もなかなか神経を使いました。