【足立区】鈴緒の新調・取り付(千住橋戸稲荷神社)

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【足立区】鈴緒の新調・取り付(千住橋戸稲荷神社)

職人ブログ

2017/07/05 【足立区】鈴緒の新調・取り付(千住橋戸稲荷神社)

昨日、足立区の千住橋戸町にある橋戸稲荷神社に、「鈴緒」を納めに行ってきました。

 

「鈴緒」が何かといえば、神社へ詣で願い事をする時に、お賽銭を投げて垂れ下がっている布紐を振って鈴を鳴らしますが、この鈴を鳴らす布紐を「鈴緒」または「鈴の緒」といいます。

なぜ鈴を鳴らすかと言うと、神様を呼び覚まして、緒に降りてきていただくためだそうです。

取り付のために少しの間、神殿にお尻を向けて、脚立に上がって作業をしました。元々付いていた中央に付けられていた鈴緒を右に付け替えて、新しく新調した鈴緒を中央に取り付けました。

 

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網掛け、奉納の文字を入れました。

 

 

神社に詣でられた方々が、新しい鈴緒を振って、神さまとつながってくれると嬉しく思います。せっかくなので、お参りの仕方について書いておきます。

 

<お参りの仕方>

拝殿前に進んだら、軽くお辞儀をして、お賽銭を入れて鈴を鳴らします。そして二礼ニ拍一礼ですが、神様にお願いをする時は、次のようにします。

 

  • 〇 住所・氏名を伝える

大勢の方が参拝されて、神さまは誰が誰だかわかりません。神さまへの礼儀として、どこの誰かをきちんと伝えます。

 

  •  感謝を伝え、願いごとをお伝えする

まずは感謝、これが大切。そして願いごとです。神社にお参りできたことへの感謝を伝え、願いごとをお伝えします。

 

  • 祝詞を唱える

必ず唱えるものかどうかは、定かではありませんが、私は祝詞とよばれる神道の祈りの言葉を唱えます。
「祓い給へ 清め給へ 守り給へ、幸(さきは)え給へ」という言葉です。神社のどこかに書かれていることも多いと思います。
心の中で、「はらいたまえ きよめたまえ かむながら まもりたまえ さきわえたまえ」と唱えます。(罪・けがれをとりのぞいてください。神さま、どうぞお守りお導きください)
こうして、神様とつながることができるようになるのです。

 

 

今回納めました橋戸稲荷神社は、規模こそ大きくはありませんが、延長4年(926)に創建された古いお社です。その本殿は、足立区内唯一の土蔵造りとして、昭和57年に区有形文化財に登録されています。

 

 

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