お仏壇の掃除の仕方

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お仏壇の掃除の仕方

職人ブログ

2020/06/11 お仏壇の掃除の仕方

先月5月9日のブログで、仏様やご先祖様への濃厚接触をお勧めしたところ、お仏壇に向かっていただいた方がいらっしゃって下さった様です。
ブログの後に頂いたお問い合わせに、「お仏壇をお掃除しようとしたものの、下手に触っては心配、どのようにしたらいいのか?」というものがありましたので、改めて注意点を中心に、ご紹介したいと思います。

 

お仏壇の掃除は、金仏壇(塗利仏壇)と唐木仏壇(上置き仏壇を含みます)では大きく違いますので、それぞれの注意点と共通する注意点を整理します。

 

金仏壇

金箔部分と黒く塗られた漆部分は触らないのが、一番の注意ポイントです。

 

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金箔部分
 掃除の仕方と言いつつ、一番のポイントは、この金箔には手を触れない事なのです。
 汚れを取ろうと拭いたりすれば、金箔は剥がれて、下地の黒い漆が現れます。
漆(黒く塗られた)部分
 水拭きを避けます。漆にダメージを与えます。柔らかく乾いた布で軽く拭くくらいです。

金具部分

 拭いても大丈夫ですが、周りの金箔に触れないようにしてください、

では、何をすれば良いか。鳥の羽で作られたハタキなどで時々埃を掃って、埃を溜めない事です。埃が湿気を呼び、湿気が更に埃を呼んで、少しずつ固まって広がります。つまり、これしかないと思います。

 

 

唐木仏壇(上置き仏壇を含みます)

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こちらは、金仏壇を違って、触れないと言うようなデリケートな部分は少ないですが、やはり水拭きは避けたいところです。年に1~2度 きつく絞った柔らかい布で水拭きしたら、乾拭きしておくのが良いと思います。

 

隅に溜まった埃ですが、私は竹串や爪楊枝、はたまた縫い針などを使うこともあります。でも皆様がそれをなさる場合、きれいにしようとするあまり ガリガリやって塗装などを傷つけてしまう可能性があります。やらない方が得策です。

では、どうするか?お勧めは筆です。100均ショップで柔らかそうな筆を購入するとか、使わなくなった習字筆を、良く洗って乾かして、埃を掃っていただくことです。

これは後述する、彫りの部分や組子の掃除に使えます。

 

 

彫りの部分と、障子戸(内側の扉)と蝶番の掃除 (金仏壇、唐木仏壇共通)
欄間などの彫り部分
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 特に金仏壇では、力を入れすぎないように、細工の細い部分が折れたり、張り付けてあるパーツが取れてしまう事があります。
 唐木仏壇では、彫りの上面は木肌がそのままなので、ザラザラしていて埃が絡みついて、上手く取れません。私どもでは洗い流すことができますが、通常は難しいでしょうから、無理はしない事です。

 

 

障子戸(内側の扉)の組子や彫り
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 お障子が破けない様に、先述の筆で埃を掃います。それ以上は難しいので、軽く拭く程度でしょう。お障子(紗)が煤けて破れているようなら、張替えだけでも業者は受けてくれます。大きさに寄りますが、まことみ堂では、一枚3,000~3,500円×4枚で承ります。

 

 

仏 具
香炉など、金属や樹脂製の仏具でしたら、水拭きと乾拭き良いでしょう。
香炉の灰は、その中に線香の燃えかすなどが残っています。ふるいにかけて、燃えかすを取り除き、灰が減っていたら足しましょう。交換するのも良いでしょう
おりんなどの真鍮製の仏具は、金属磨き剤ピカール(ホームセンターなどで安価に入手できます)などを使って柔らかい布で磨くと、黒ずみがキレイになります。ただ、根気がいる事と手が真っ黒になります。

 

 

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