【千代田区】稲荷社の覆屋新設工事の見積

昨年10月の終わりに、大手建設会社の支店様から、次のような問い合わせの電話が有りました。

「弊社案件の現場にお稲荷様が有って、御社HP拝見したところ、お社などの修復されているが、屋根や囲いの新築は出来るか？　また、対応エリアはどうか？」とのお話でした。もちろん承りますし、エリアも全国対応可能とお答えしました。問い合わせメールに写真を添付して送って頂き、現場を拝見に伺ってお見積りをお出ししました。

敷地奥に祀られているお社、施主様からビル工事と一緒に覆屋工事もされたいとの事でした。

２月末のビル完成に合わせて、覆屋も完成するとの事でしたので時間がありません。ご要望の工期が短く、急ぎ11月中旬に見積書と図面をお出ししました

右手の樹木の根が、地面から盛り上がっているのが気になります

現状は鉄パイプで組まれた囲に、仮の屋根が掛けられていました。

仕様ですが、屋根は銅葺きを要望されましたが、材木と塗装については、特にご指定がありませんでした。
白木のままだと、安価な木を使うのはばかられます。何故かと言えば節が多くなりますので、通常弊社では「特一」の材木を使用しています。
塗装すれば節は隠れますが、将来的には節の部分などから劣化しますので、ご予算が許す限り良い材木を使うようにしています。
基礎もいい加減だと屋根が風で飛んだりしますが、予算を抑える為に安価なブロック基礎にして、完全に壁を塞がずに風が抜けるような空き間を作るなどの工夫をしています。