【熱海市】繰出し位牌の洗浄・クリーニング（葬儀社様）

お客様からのご要望

お客様から、繰出し位牌の扉のガタついていると相談があり、修理をして綺麗にして欲しい。蝶番は直してもらっても、交換してもらっても構わないので、綺麗に閉まるようにお願いしたい。

ただ、法事が1月21日の予定で、こちらに1月10日までに届けて欲しい（まことみ堂に、ご連絡を頂いたのが年末の12月13日）。

＜　施工前　＞
　　

昭和41年（1966年）と書かれていますので、56年前の繰位牌ですが躯体も漆塗も、まだしっかりしています。金箔のすす汚れや、漆の傷み具合に、永い年月を感じます。

一般在家の繰位牌としては、やや大きめで総丈が３６cm

＜　施工後　＞

施工後の写真、扉の下に白い物が見えますが、お届けの際に扉の下に挟んだティッシュがはみ出したものです。

家紋や背面の文字が陰になって見えにくいですが、大丈夫です。右下に屋根の写真でご確認ください。

金箔もしっかりしていて、洗浄ですっかり綺麗に。家紋も同様に、綺麗になりました。

職人からの一言

納期に日日がありませんので、急いで次の2通りの御見積を作りました。

漆の塗直しや箔の押し直しまで行う全面修復（お洗濯）と、漆は磨いて金箔は泡洗浄で綺麗にするという施工方法です。

綺麗になれば良いが、漆の塗り替えや箔の押し直しまでは、しなくてもとの事でしたので、安価な泡洗浄としました。

少し心配なのは、洗浄した時に扉の文字や家紋が流れる恐れがあります。その時は、当然書き直しますが、書き手が違うので既存の文字とは感じが異なります。今回は流れることなく既存の文字が浮かびあがりました。

何しろ、年末の忙しさに正月休みがあり、更に7～9日が連休です。当然ですが法事に間に合わせる様に頑張りつつ丁寧に仕上げました。

仕事のやり繰りが大変でしたが、1月5日に発送することが出来ました。「綺麗にして頂きありがとう」の御言葉を頂きホッとしつつ、今年も沢山のありがとうを頂戴できるように頑張ろうと思いました。

施工内容

・ 洗浄、修復

・ 扉蝶番の交換と建付けの補正

※ 費用：位牌の大きさや傷み具合、修理部分の有無などで変わりますので、個別にお問合せ下さい。