【横須賀市】山車‗梶棒の修理（新井町町内会様）

お客様からのご要望

まことみ堂さんのHPを見ながら電話しました。山車の折れた梶棒の修理で、見に来てもらえるかとのお尋ねしました。

古い山車、20年位前に昔の人が木製だった梶棒を金物に造り替えたものですが、何処で造り替えたか分かりません。

そんなアルミの梶棒が金属疲労で折れ、ボルトで留める応急処置をしたもの。どの様に直したら良いものか、問合せする先々で相談に乗ってもらえずにいました。そんな中、まことみ堂さんが、修理方法など真剣に考えてくれました。

結果、費用も抑えていただき、カッコよく仕上げてくれました。見るからに強度も上がり、試運転も上々でした。祭礼も安心して山車巡行ができます。ありがとうございました。

＜ 施工前 ＞

金属疲労で折れた梶を緊急手当てされ、ボルトで固定されていました。

＜ 施工後 ＞

アルミ梶棒の中に芯を入れて、更にステンレスのパイプを被せて強度を上げました。

山車との結合のため曲げ加工がしてある部分に亀裂が見られたので、そこにもアルミを当てて補強しました。

お届けした日、早速、取付けて試運転です。良好を確認されました。

職人からの一言

お問い合わせいただいたのが3月で、祭礼が９月第２週の土日とのこと。半年あるので慌てる事はないのですが、どんな状態か把握するに越したことはないので、直ぐに伺いました。山車は統一された製品ではなく一台一台作り手の個性があり、修理は造りを把握した上で、どの様な修理をするか考えるからです。

アルミが金属疲労で折れたもので、アルミパイプはあまり例をみない梶棒です。ついては、強度を考え”鉄製”にすべきの意見と、アルミパイプを修理＋補強で強度を上げる意見で検討しました。

結果、強度を上げるためアルミ梶棒の中に金属芯を入れて、更にステンレスのパイプを被せて強度を上げました。良いアイデアで費用も抑えることが出来と思います。お喜び頂き何よりです。

施工内容

・山車の梶棒、補強と修理
・作業日数：２か月
・施工費用：今回の事例では、15万程で出来ましたが、山車個別の造りと修理内容により変わります。個別にご相談下さい。

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