2020年のお盆

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2020年のお盆

職人ブログ

2020/06/13 2020年のお盆

今年のお盆休みは、新型コロナの自粛解除の過程で、どんな様相となるのでしょうか。密を避けたいところでもあり悩ましいですね。
帰省できなくても、お仏壇やお位牌がご自宅にあれば、今年はご先祖様への濃厚接触!
日本の古くからの風習でもあるお盆に、ご先祖をお迎えしてみてはいかがでしょうか

 

まずは、2020年のお盆はいつでしょうか?

        東京を中心に行われる七月盆   全国的に行われる八月盆
         盆の入り 7月13日(月)     8月13日(木)
           中日   7月14日(火)       8月14日(金)
         盆明け  7月16日(木)               8月16日(日)
    ※中日(ちゅうにち)を14日とするところもあれば、15日にすることもあります。一般的な七月と八月のお盆です。

地域によりお盆の日が異なるのは、農家などの繁忙期と重ならないようにしたり、地方から東京に移住した人の帰省が重ならない様にしたなど、諸説あります。
聞いた話では、お盆の日は、寺によって異なる場合もあるようです。

 

次に、お盆の準備です。

お盆に必要なもの

お盆では、ご先祖様のお位牌を中心に、ご先祖様を迎え入れる特別な飾り付けをします。
壇(だん)を組むのは勿論良いですが、マンションなどのスペースが限られている場所でも作ることができる身近な飾り付けも販売されていますし、工夫次第でしょうか

 

飾り付けは地域によって異なる場合もあります。
最低限必要な「精霊馬」「水の子」「三具足」「供物を置く机」「お供え物」の紹介です。

● 精霊馬(しょうりょうま)

お盆といえば「キュウリの馬」と、「ナスの牛」を作ってお供えしますよね。

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「キュウリの馬」はご先祖様に早く極楽浄土から帰ってきて欲しいから脚の速い馬、
「ナスの牛」は、現世から極楽浄土へゆっくりと戻って欲しいから、ゆっくり進む牛という意味があります。
キュウリとナスに、折った割り箸や麻がら(麻の茎を乾燥させたもの/おがら)の脚を刺して作ります。

● 水の子(みずのこ)

キュウリやナスなどの野菜を賽の目に切り、水に浸して蓮の葉や里芋の葉の上にお供えしたものを、水の子といいます。
水の子には、精霊をお清めして供養する役割があります。 洗米をキュウリやナスに加える地域もあります。

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お供え

● お供えを置く場所

お供えものを置く場所として、簡単な机や棚を用意すると良いです。
机には、真菰(まこも)や金襴(きんらん)の敷物を敷きます。

真菰は、仏教で「お釈迦様も病人を真菰の上に寝かせた」など、信仰にとって特別なものでゴザのような敷物です。金襴は、お寺などでよく使われている、金の糸などを混ぜて織られた布のことです。

● 三具足(みつぐそく)

花を挿す華瓶(けびょう)、お線香をあげるための香炉(こうろ)、蝋燭を立てる燭台(しょくだい)の3つです。
左から順に華瓶、香炉、燭台をお供えします。

● お供えもの

ご先祖様が帰ってくるために、仏壇や盆棚に菓子や果物などを供えます。

● お食事

ご先祖様へのお食事は、お盆の4日間に御霊供膳(おりょうぐぜん)を用意します。
御霊供膳とは、小さな御膳にご飯、汁物、煮物、和え物、漬物を盛り付けたものです。料理は精進料理が望ましいですが、ご家族と同じ食事でも、ご先祖様の好物でもよいです。並べる方は、左下にご飯、左上に煮物、右下に汁物、右上に和え物、中央に漬物を供えます。

 

 

お仏壇の掃除をしよう

必要なものを準備したら、お供えものを並べる前に仏壇をキレイに掃除がベストです。 詳しくは 6月11日のブログ「お仏壇の掃除の仕方」をご覧ください。

 

心を込めて、お参りしましょう

準備が整ったら、ご先祖様のお迎えです。心を込めてお参りしましょう。

 

迎え火・送り火
・ 迎え火は、ご先祖様が帰ってくる時の目印です。盆の入りの夕方から夜にかけ行います。
・ 送り火は、ご先祖様をお見送りするために、盆明けの最終の日に行います。

 

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