【大田区】山車（曳太鼓）と、太鼓の修理・修復を承りました

2年前に「神輿の修理・修復」をさせて頂いた自治会様から、太鼓山車と太鼓の修理・修復のご注文をご用命いただきました。

神輿の仕事（修理・修復）が、評価された結果だと、とても嬉しく思いました。

今年は祭礼が中止となったことから、神輿などに風を当てるために神輿蔵から出すのに合わせて、山車を受取に伺いました。

先月末の30日の日曜日、町会の皆様がお集まりになれる休日、暑い日差しの中、皆様にお手伝い頂き車輛積載車に載せました。

余談ですが、普段使っている車載用のディーゼル車の年式が古く、排ガス規制で都内乗り入れができず、慌ててレンタカーを借りました。

職人から一言

施工期間は約6カ月、長いようであっという間です。解体から始まり、一つ一つ仕上げていきますが、ほぼ手作業です。

今回は、上級仕上げをご要望頂きましたので、通常と違う施工について少しご紹介すると、漆塗りに摺り漆を用います。黒漆やカシュ―塗料で木目を隠してしまうのではなく、木目を活かすための漆塗の技法ですが、職人の技量が問われる技を使います。また、車輪の木地を整える時には「堅地（かたじ）」といって、通常、砥の粉＋膠（とのこ＋にかわ）を用いるところ、膠に変えて漆を混ぜる物を使用します。

施工内容

＜太鼓＞

・太鼓皮の両面張替え

・胴体の木地直し、漆塗

＜山車＞

・解体、修理、組立

・木地直し、摺り漆

・金具メッキ

・車輪の堅地、漆塗

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