【茨城県小美玉市】外宮（祠）修理・修復のご用命（お預かり）

先々月の7月27日に、次のような問い合わせのメールを頂戴しました。

＜ お問い合わせの内容：工場敷地内に祀ってある稲荷の外宮（祠）が、昨年の台風で落下し破損しました。修理費用の概算は出ますでしょうか？　写真添付 ＞

メール問合せに対し、お礼のメールを返信。詳細をお尋ねするために、電話させて頂くことを書き添えました。

遠方なので、お電話で以下の様な要望や状況を確認して、概算見積をお出ししました。

・修理（程度・要望の確認）：千木や鬼の部分新規製作は、新規製作部分と既存部分との差異が大きいので、そこまではせずに、形状を整えてろう付けなどで補修する。

・破損したパーツは残っていることを確認。

・錺り金具は、錆が散見されるため交換する。
・階段上の海老虹梁（えびこうりょう）などが、外れている部分を修理する。
・工期は、12月20日創立記念日の式典を予定していて、神主さんとの準備などもあるので、それに間に合うよう11月末までに納品する事

8月に入り、見積内容をご了承いただきましたので、急ぎ5日に引取りに伺いました。

工場正門を入ると、直ぐ脇にお祀りされていました。破損個所も痛々しく、紐で固定されていました。

固定されておらず、台風で落下した際、千木（X部分）や鬼部分が破損しています。見た目以上にダメージは大きいです。