お盆の由来

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2022/03/21 お盆の由来

お盆の由来

お盆とは、仏教用語の盂蘭盆(うらぼん)を省略して、通称「お盆」と呼ばれています。盆とは霊に供える供物を置く容器を意味することから、供物を供え祀られる精霊の呼称となりました。
一般的には仏教行事と思われがちなお盆ですが、お坊さんのお話しでは仏教の教義ではどうしても説明できない部分が多い様です。お話は難しくて上手く説明できませんが、先祖の霊が旧暦7月15日か8月15日に下界に下りてくるという考えに、日本在来の民俗行事が習合して現在の「お盆」の形が出来たと考えられている説で納得しています。中華文化では”道教”を中心とした旧暦七月を「鬼月」とする慣習があり、旧暦七月朔日に地獄の蓋が開き、7月15日の中元節には地獄の蓋が閉じるという考え方がある様ですが、日本の「お盆」は、この道教の影響を受けているのではないでしょうか。

また、盆の起源は明確には分かっていませんが、初春と初秋の満月の日に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事が、初春のものが祖霊の年神として神格を強調した「お正月」となり、初秋のものが盂蘭盆と習合して仏教の行事として行なわれるようになったと言われているようです。日本では8世紀頃には、夏に祖先供養を行うという風習が確立されたと考えられています。

 

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盆提灯:写真は、上野_中田佛具店 提供

 

お盆は「盆暮」(ぼんくれ)など時季を指す言葉や、「盆と正月が一緒に来たような」とか「喜ばしいことが重なること」など慣用句としても使われていますし、旧暦8月15日には日本中の人々が御実家に戻るなど大移動して祖先のお墓にお参りするなど、馴染みのあるものです。しかしながら、盆提灯を飾りご先祖をお迎えするなどという行事は、都会ではほとんど見られなくなりました。

地方や仏教の宗派により行事の形態は異なりますが年に1度や2度の事です。ハロウィンやクリスマスも良いですが、先祖に感謝する意味でも「お盆」の行事や心を継承していただきたいと思います。

 

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