神輿

株式会社 まことみ堂

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神輿

神輿・山車の洗浄・修復について

漆塗りをベースに飾りを施した日本の工芸技術は、美しくまた豪壮でもあります。
神輿の塗りと金箔は、性質上「人の手が触れる」ことを前提に施工するため、特殊な技術が必要です。
神輿専門の職人が作っているお神輿は、主要部分に釘が使われていません。そうすることで何度も解体・組立ができ、木材の経年劣化などに応じた修復が出来るのです。
まことみ堂では、神輿の部分修復から全体修復、定期的なメンテナンスまでご要望・ご予算に応じて承ります。

神輿修復の過程

木地の修復

表面的な修理だけでなく、状況に応じて、屋根の骨組みなどの躯体からの修理も行います。
もろくなった木地や一部が欠けた状態など、神輿それぞれの状態に合せた最適な木地処理を施します。
神輿の修復において大事なのは見た目の美しさ以上に、その”耐久性”にあります。
そして、その前提には木地(下地)を整えることが重要です。
木地師の技によって、胴・鳥居・斗組み・屋根など部品ごとに、木の継ぎ目を割れないようにして砥粉と漆を混ぜた物をヘラ付けし乾燥させ、水研ぎをの工程を数回繰り返して硬く丈夫な下地を作ります。

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金具や鳳凰等のメッキ

一番費用が掛かる部分ですが、神輿には欠かせない修復でしょう。
一概にメッキと言っても様々なメッキがありますが、屋外で使用する神輿の金具に適したメッキをする必要があります。
鳳凰などは、取外して分解、下地処理、メッキして取付けするわけですが、まことみ堂は下地処理に重点を置いています。
ここをしっかりやらないとメッキの出来上がりと持ちが違ってくるのです。

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漆塗り

神輿の修復において大事なのは見た目の美しさ以上に、その”耐久性”にあります。
木地師によって整えられた硬く頑丈な下地の上に、中塗り漆を塗って乾燥させ水研ぎして、通し刷毛(漆専用刷毛)で、漆の上塗りをして乾燥室に入れます。
ほこり等つかない様に細心の注意を払っています.

黒漆の他、写真のような高価な金梨地迄、ご要望に応じて如何様にも仕上げます。

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組立て・締め直し

解体、分解して、全体のガタツキの締め直しです。

単にきつく締めれば良いわけではありません。遊びを微妙に残して、揉まれる神輿の揺れを吸収します。まさに職人の経験と技が物を言います。

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飾紐、装飾の洗浄・修復など

新規に飾紐のお造りも承ります。神輿を奇麗に修復していただいたお客様に、追加で飾り紐のご相談をお受けします。

網瓔珞は、全てバラバラに分解して、メッキや洗浄・修復します。

また、休み台の修理や塗り直しまで、ご要望に応じてご対応いたします。

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神輿工房のご紹介

神輿修復の作業現場

工房をご紹介させていただきます。

写真上の左に、漆塗の担ぎ棒のがご覧いただけます。

写真中は、神輿に限らずですが、例えばカシュ―塗料等を吹き付けする作業場です。

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神輿お手入れ(保存)

神輿のお手入れについて

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保存方法について

保管する時、箱に無理に押し込もうとしてしまうと大鳥やその他の飾りが曲がったり、ヒビが入ってしまう原因に なります。
専用の箱がない場合、軽い布をホコリよけとしてかける程度にしておくとよいでしょう。

雨天時の使用について

雨天時に使用した後そのままにしておくと、金具の緑青やカビの発生の原因になります。
雨天時に使用した場合は、飾りを取り外し風通しの良い場所で本体は1ヶ月ほど、飾紐は3ヶ月ほどの陰干しをおすすめいたします。

金物部分の清掃について

金具部分の汚れを落とそうとして、みがき剤などを使用されると金メッキが剥がれてしまい、酸化しやすくなってしまいます。
軽い汚れの場合はその部分だけを柔らかい布で拭き取り、重度の汚れの場合は専門の業者に依頼されることをお勧め致します。

修復の時期について

状態によりますが、製造してから10~15年で締直し、20~25年で全体の修復をおすすめ致します。

神輿の定期メンテナンスについて

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プロにメンテナンスを頼むメリット

毎年の宮入後のお手入れを、プロが代行いたします。
神輿の宮入後のお手入れですが、神輿を担いだ疲れや祭りが終わってお酒も入っていますし、後日やろうとしても、充分なクリーニングがされないまま格納されてしまうことも多いと思います。
また、漆塗りの部分や金箔部分などの掃除はどうしたらいいのか、適切な梱包もどうしたものか、簡単に思うようなことでも意外に面倒だったりします。小鳥や鈴などの付属品も同様です。
毎年の宮入後のお手入れや漆部分のお手入れなどのクリーニングから格納するための梱包まで、皆様に代わって私どもが承ります。
毎年の祭礼後のお手入れを丁寧にすることで、永く綺麗な状態を保つことができます。
料金は安価に設定しております。神輿のためにも是非、ご用命をください。

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